道の駅協和

今日は乳頭温泉から国道46号線から国道13号線を抜け、秋田自動車道を経由して青森の不老ふ死温泉まで向かう。
道中をなんと無くしか把握していなかった母親に地図で説明したところ、距離の長さに「ふざけんな」的な回答が返って来たが、
事前に送付した資料をちゃんと確認しなかった母親も過失もあるんで痛み分けということで。
とにかく運転するのは俺だし、行きますよ。


休憩で道の駅協和に立ち寄った。
屋外にミニバンの屋台が出ておりナンバーを見たら「宮城」。
秋田の山奥で珍しいな〜と思ったら売っているのは「いしの巻き焼き」
石巻から来たんですか?と旦那に聞いてみた。
どうやら震災で家が流されこっちまで避難して来たそうだ。
それで、なんとか石巻で集めた資材と人伝いの協力で、ここで商売をさせてもらっている模様。
「いしの巻き焼き」という食べ物は聞いた事が無いが、たい焼きの形の中身がお好み焼きといった感じだった。
特に石巻で「いしの巻き焼き」というローカルフードがあった訳では無く、
たい焼きは夏場売れないからお好み焼きの味にして販売しているという苦肉の策。
恐らく、お好み焼きを作る為の資材(鉄板)が入手できなかった為でと思われる。泣けて来るぜ…。


「避難しているだけじゃ食べてけないからね」旦那は元々飲食業をやっていた訳では無いそうだった。
慣れない仕事なのだろう。
「じゃあ、これください。」現地を先月目の当たりにしているのもあり、応援も含め1つ250円の「いしの巻き焼き」を2個購入。


…「旨くない」と母親の辛口コメント。ああ、確かに旨くない。粉っぽいわ。
色んな意味で記憶に残る体験だった。旦那、頑張ってください!


構内のお店で秋田こまちで作られた米麺をお土産に購入。
せがれが小麦アレルギーなんでね、食べられる米麺は貴重なんです。
後日食べたけどおいしかったです。