川又の家を出た俺とTDSKは県道114号線を西へ、福島方面へ向かう。


はい。福島県飯野町にやってきました。
この町の名物はUFOです。
町の公式HPにはこう書いてあります。

UFOの里へようこそ!

こないだはキリストの里に行ったけど、
日本には色んな所があるもんです。


この町の観光地、UFOふれあい館だ。
名前からしてヤバいんだが、まあそういう町なんで。
きっと、この辺に普段からいればそのうち何とも思わなくなるって。


こういった正体不明の物体がが到る所にあります。
人類が滅亡して、その後発展した知的生命体がこれを発掘したらどう解釈するのだろうか。


文献は豊富にあるが、あまり本気で見てるとトリップしそうになる。
TDSKに呼び止められ我に帰る。


昔見たことあるような宇宙人のモデルがずらり。

少なくとも、誰かがこういった宇宙人に遭遇し(妄想だとしても)、
それを元に作成された典型的なモデルな訳だ。
かつて、ウィリアム・ギブスンの小説で「ガーンズバック連続体」というのがあったが、
人の妄想や集合意識みたいな物が幻影として見える話だった。
(この話では宇宙人では無く来る21世紀のアメリカ人や、空飛ぶ車)
時代に合った集合意識が具現化するとしたら、
河童と相撲したり、座敷わらしが現れるのは納得が行く。
20世紀後半の人たちが宇宙人と出くわしたっておかしな話じゃない。
でも、真偽の判断はやめとく。


TDSKは「こうやって科学が捻じ曲げれられるのは腹が立つ」
的な事を云っている。
TDSKにUFO論文書いてもらったら…恐ろしく時間が掛かるだろうな。
ぜひ読んでみたいが。


「これは明らかにクラゲだろ。」とTDSK。
研究でクラゲ採取してる位だから多分図星です。
大目にみてやってください。


「ノーイ博士の部屋」
実在する人物では無く空想です。

古臭いコンソールディスプレイに向かっています。
博士といったらこういうイメージなんだろうなぁ。
俺も小さな頃はそーゆーイメージ持ってたかも。
研究室に入ってまさにそーゆー環境にいたんだな。俺も。
…いまは会社で似たような環境か(白衣こそ着ていないが)。
…空想って…


「第8回UFOの里ほらふき大会」での展示画です。
ここまで来ると、もう俺の頭は溶ける寸前です。


ちなみに2階には風呂があります。
UFO電磁波のお風呂です。


何故だ!!!!!??????何故なんだ???????
色々と職員さんに理由を聞くべきだった。
謎が深まるばかりのUFOふれあい館だった。