八甲田付近の工事現場にいる。
俺の手に持っているラケットには電極が流れる仕掛けがあり、
これは護身用。


さて…行きますか。

田代元湯は以前は温泉宿であったが廃業し、
今は吹きさらしの温泉のみ残っている。
道は無い為歩いて行くしか無いわけだ。
山奥だし、獣、毒蛇、虫など、人間以外が沢山いる道中。
ここまで来れば携帯の電波も通らない。
いいね〜。


とにかく虫が多く、バチバチと電撃ラケットで虐殺しながら進む。



道は一本しかない。
渡るしかないよな。
イナムがギャーギャー喚いており、藪蚊並にうっとおしいぜ!!!!!
(別に嫌いな訳じゃないんです。)


更にその後にはつり橋が待ち構えている。

ここから先は通れません。
万一のことがありましても
責任は負いかねます


そうですか…そうですよね。


山小屋を分け入って進む。



ようやく到着…


風呂は適温だった。
服を脱ごうとするが、藪蚊が体中にまとわり付く。
イナムがやはりギャーギャー騒いでる。
俺とベイダーはさっさと入った。
…ドブ臭い…気持ち悪いぜ…。
こんなに苦労して入った温泉も始めてだが、
こんなに気持ち悪い温泉も初めてだ…。
まだイナムが騒いでる。


勘弁してくれ。


※大原利雄も踏破してます。

命からがら―誰も行けない温泉 (小学館文庫)

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