色々とあり、朝から夕方まで、
一日中生きた心地がしなかった。
顔面は恐らく蒼白。

北見から温根湯までのバスまで時間があり、
教授と一杯飲むことに。
生きた心地がしない。

あまりに緊張していて、
財布を居酒屋に置き忘れたままバスに乗り、
降りた時に気づいた。
(この時は何処に忘れたかさえも気づいていない)

免許、学生証、金、カードなど、
全て無し。
外はもう暗いし、温根湯温泉は、
辺りに何も無い。
バスの運転手さんには、
後で料金を払うことにして、
住所を書いて渡した。
しかし…どうしろと云うのだ。

9月の北海道で野宿は酷だし、
そのまま朝を迎えたとしても、
事態は変わらない。

あ・ああ・・あああ・・・。

とりあえず交番へ向かう。

駐在所件住居の交番のおっさんに、
遺失物届けを提出し、
問い合わせたが何も無い。
暫く考えて、居酒屋に忘れたと確信。
交番の地域MAPから店を割り出し、
電話したら、見つかった…。